世間に負けた~♪


2月も目前の今日は1月末日、
なんだか長い1か月だった。
正月休み明け、御屠蘇気分?御節気分?抜けきらぬまま、
自宅待機など余儀なくされて、今月働いたのは半月ほどでしたねw
南部煎餅かじりながらこれ書いてます(゚д゚)ウマー 

前の記事で退社する人がいて人員減っても仕事が薄い、
って書いたけど、先々週に求人広告を打ったらしいと仲間に聞いた。
え~~この仕事薄状態で人余り状態なのに新人採用?ってね、
みんなで驚いた。即ちまたまた自宅待機ふえるんじゃね?と。



それはそうと、うちの職場、長い人は長くいる。
新しく入る人の定着率が悪いみたい。
どこの職場でもあるのかな?
でもそれって、あまりいいことじゃないとワタシは思う。
古参の影響力が多大で新人が定着しない、というかできないということ。
それというのも一番の古参は入社8年と言う会社自体が新しくて、
思うに職場の古参はワタシから見た目では会社ゴッコ中、の感がある。
自分の思い通りにしてるだけ、全く自宅にいるのと変わらない。
社会とは自己を殺し、社会的な顔で生きて行かねばならない所じゃないのか?
新人が言いたい事、間違いを正すとか、
そういうことを言えない空気が流れている
入社研修の時はいい会社だなぁと思ったんだけどね。
人を大切にする、とか人間主義、とかそんなこと言ってたし。
身だしなみにもうるさい。髪の色だ爪だ着こなしだとルール化されていて、
きっちりした会社だ、と安心したものだった。



会社の存在意義はなにかと考えると、第一に利益を上げることだろう。
そこに勤めている人やその家族の生活基盤を守ること、
それから技術提供のために従業員の技術力を高めるとか、
安全確保の為にしなければならないことを適材適所で考え取り入れることとか、
社会的貢献も必要だろう。それに関してはうちの職場では、
定年後の再雇用なんかは積極的にやってるみたい。
まぁ、ある程度の技術や道徳心のある中高年を安く雇えるので、
それはお得でしょうね、ただ、若年の採用って言うのが定着しないみたいだ。

以前19歳の男の子がいた、ワタシの入社より少し早い。
1度だけ同行したことがある。その時は6人での現場対応だった。
ワタシは入ってひと月ぐらいだった、8月の話。
古参は移動の車中や先方現場で作業中にその子をからかっていた。
彼は社会に出て間もない。ワタシは息子と同年代のその子が
少しかわいそうに思った。
なんで社会に出てすぐ、こんな風にからかわれなくちゃならんのか?と。

帰りの車中で何の考えも無いパートの30代半ばの女の人が、
彼の初体験話を引き出して、大騒ぎしていた。
男の子もちょっと得意げになってそんな話をしてしまっていた。
同年代の息子がいるワタシには不快な気分になる話だった。

それを聞いていた古参のうちのリーダー格の30前半の男が
調子に乗って自分の武勇伝を話しだす。
男の子はさらに調子づいてリーダー格を持ち上げ、
リーダー格も持ち上げられ更にさらに調子に乗り、
30代半ばパート女が黄色い声を上げキャーキャー言い、
相乗効果で男の子とリーダー格が競い合い武勇伝を話す・・・
ワタシはうんざりした。
だれもこの移動車中も仕事中には変わりない、ってことを教えてやらない。
そして職場に近いガソリンスタンドで給油する際に、
それまで運転中口をつぐんでいた比較的まともな古参が、


「さ~て、○○(男の子の名)の下らねぇ話はやっと終わったか。」


と言った。男の子は、はい、すみませんでした。と言ったが、
騒いでいたのは彼だけじゃない。
リーダー格古参男も30半ばパート女もなのに。




ほどなくして男の子のネームプレートがホワイトボードから消えた。
辞めたんだな。と思った。正解だ。
この会社で社会に出て間もない子を育てよう、なんて、
本気で思ってくれる人なんていないみたいだし。
彼が入社した会社は社会ではなく世間だったのだ。

その後、他の社員の男が、男の子のことを話すのを聞いた。



「あいつはダメなやつだった。仕事がなってなかった。」



ワタシはそこで言った。



「かわいそうに。社会に出て間もない何も知らない子なのに、
普通なら最初に入った会社でいろいろなことを教わるでしょうに。
辞めて他の職場に行った方が正解だったのかもね。
この会社にいてもニューカマーを教育する、
育てるなんてことできる人がいない。」



その人はワタシの話を分かってくれたみたいだった。



「そうですね、高校卒業して社会に出たばかりの頃
俺もいろいろ教わったっけ・・・」



と言っていたから。
彼はいろいろ教わったのだから、
彼が卒業して出たところは、この会社のような世間ではなく、
一応はちゃんとした社会だったのだろう。




古参の中には独身の女性が結構いる。
バツイチもいれば全く未婚の女性も。
全く未婚のうち、今年32になるという見目麗しい人がいる。
他の社員の男どもはほぼ彼女の言うなりだ。
その人がどんな道を歩んできたかは知らない。
ただわかるのは今の職場と自分の家庭を混同している。
現場から職場の上司に何かしら報告するため電話連絡を入れるとき、
電話に出た人が誰か知らんけど、第一声が、



「おめーに話すことはなにもねぇんだよ、代われ。」



って言うのだ。ワタシは聞いていてビックリ。
この人綺麗な人なんです、
細身で、顔はにしおかすみこの歯並びを差し歯に替えて整えた感じ、
ちょっと笑った顔がそっくりだ。
依頼先の男どもにファンが多いらしい。
契約社員で何年やってるか知らないけど、
作業責任者で同行することが多い。


だが、この人、自分の好き嫌いで作業や人を決めるんだ。
自分は絶対に楽な方に行くし、
(昨今若い女性がするという、ネイルアートを施した長い爪で、
なんの作業ができると言うのだ?第一就業規則で禁じられているわ。)
同行も自分の気に入らない人が入っていると、上に、


「ねぇ、SはウザいからKさんと交換してよ。」


と言ってるのを聞いた。
その現場はワタシも入っていた。
翌日見るとSさんではなくKさんになっていた。
こわいこわい・・・
そうやってワタシも現場が変わるってこともあるのかも・・・なんて思った。
全く公私混同が容認される職場なんだな。
古参のさじ加減で、間違ったことも問い質せない空気が流れてる
こんな職場って駄目なんじゃないの?って思う。



で、この前の現場、4人で行ったんだけど、
その日でその作業が終了で、作業場から撤退するのに、
道具を持ち帰らなければならなかった。
移動は軽のワンボックスだったため、
荷物積んで4人は載れなかった。
とりあえず後ろに荷物を積んで、
2人はそれに乗って帰り、
2人は近隣の現場の人に車まわしてもらって、
それで帰る、ってことになった。もちろん帰ったら
の荷物を片付けなければならないと言う作業が待っている。


そこで、


もしもワタシが作業責任者だったらね、
ワタシはその荷物の乗ったワンボックスに乗って帰り、
片づけはみんなでやることにするだろう。


しかし現実には違った、
ワンボックスにはワタシともう一人定年者のおじさんに乗って行けと言ったのよ。
自分は前日SじゃなくKさんにして、と言ったKさんと共に、
近隣から回ってきた車に乗って、
そして時間内に事務所に戻ってこなかった。
即ち、ワンボックスの撤退させた荷物は、
ワタシと定年者のオジサンと2人で片づけたのだwww
作業責任者と言うより女王様じゃないのか?www



なんと要領のいい、依頼先にファンの多い美人さんなんでしょう、とwww
でもね、あなたも歳取るのよ、40代50代までこの会社にいるのか知らんけど、
その時にどんなことを考えるのか?そんなことはどうでもいいけど、
彼女がいる限り、新人女性は定着しないだろうし、
会社はその辺の刷新を考えないと組織は腐って行くと思う。
まぁどーでもいいけどさ。




そしてワタシは今日も明日も自宅待機と来た。



あ~あ。
容姿端麗って言うのも武器なんですよ、世の中



昨日連れさんから不定期連絡が入った時に、
その時の一部始終を掻い摘んで話した。


「なんていうかさぁ、いつもそんなこと起こりがちだし、
わかってるよ、自分のことも。
世間って大概は、そう。うちの職場は世間だよ
ワタシは世間に負けたんだよwwww」


すると彼は小さくため息ついて、



「・・・その女、要領がいいですね。」



と言ってくれた。
連れさんのいいところは、ワタシのようなちんちくりんでも対等に扱ってくれ、
そしてワタシの劣等感を理解していてワタシを相手にしてくれるところだw
それがわかっているからワタシも文句言いながらも
お互いよき理解者だって思っている。



他の会社だったらその美人さんの言動、通用しないだろう。
え?ほとんどの会社がそうだって?
どうなんでしょうね・・・
やっぱり容姿は重要?


嫌だなぁ、と思うことを自分で引き受けましょう、
人には、自分が欲しいな、、と思う方を与えましょう、


なんて考える人は世の中には少ないのかな。
こんなことで不満に思うワタシは小さい人間なんだろう。
まだまだ修行が足りない中高年女です。



そこで、世間とはなんぞや?と考えてみた。
すると面白いことに気付いた。
ググってみるとなんとまぁ、仏教用語らしい。
それなのに日本では世間と言う言葉が一般化していて、
ましてや、世の中、なんて読んだりする。
それは日本社会が Society の訳語としての「社会」に
当てはまらない性質があるとし、歴史学者阿部謹也という人が、
西欧的社会との比較研究に「世間論」を著したそうです。
なんか読んでみたくなりました。
そしてもっと面白いことに、さっき言いたいことも言えない空気が流れ・・・
等と書いたことが劇作家の鴻上尚史氏が著した「”空気”と”世間”」に
論じられているようなので、こっちも暇な自宅待機中に読んでみようかな、
まさにうちの職場のことじゃないですか!?


と思った次第で、だいぶ長文の愚痴日記になったので
この辺でドロンいたします(´・ω:::::::........