終戦記念日


ワタシには会ったことのない叔父がいる。
いるというより、いた。
母のきょうだいの長男でキヨシという名だ。
おばあちゃんちの壁に、他の叔父と似ている顔の写真が掛けられている。
他のきょうだいとは異父なのに、顔が似ているとは、
おばあちゃん似なんだろう。

その叔父は海軍の特攻隊に志願入隊して、
今は靖国神社で眠っているという。
当時赤ん坊だった母を手のひらに乗せ、
俺のことを忘れるな、と笑って出征していったらしいと、
悲哀に満ちた笑顔で母が語った。
母には叔父の記憶が全くないのだ。赤ん坊だったしね。
おばあちゃんや、次男のシゲル叔父が生きているうちに
キヨシ叔父の話をもっと聞かせてもらっておけばよかったと思う。

もっともっと、先人が守ってきた日本の話を聞いておけばよかった。
そしてもっともっと、息子たちに日本人としての誇りを教えてやればよかった。
ワタシは今、日本のことが大好きで、日本人として生まれたことに
誇りを感じている。なんと日本人の器用さ・辛抱強さ・人間のよさ・・・
製品や芸術品をとってみても、日本人の心の細やかさや技術力に驚かされる。
それは当たり前のように私たちの生活に浸透していたので、
そんなことを感じることもなく自然に過ごしてきてしまっていた。
それが先人から受け継がれた叡智であり崇高な魂であることを、
最近になってやっと理解できるようになった。

昨今の日本の政治には落胆する。
特に政権交代してからは酷過ぎる。
隣国より天皇陛下に対して屈辱的な発言があろうと、
盆休みで鼻をほじりながら昼寝しているような政治家が政権を取ってるから、
そうなの?そんなん知らんわ。という態度だ。

今、日本中の日本人魂を持った日本人が怒りに震えている。
領土すら守れるかどうか不信を感じる。
テレビではそんなニュースはちょこっとしか流れないらしい。
私達はくだらないテレビなど見て現を抜かしている暇はなかったのだ。
安直で下衆な感動の押し売りには拒絶反応を示すべきなのだ。
それどころか巷には捏造や嘘、詐欺行動が溢れてる。
知るべきことを知る努力をしていかなければいけなかった。
他国の国旗を踏みつけ燃やすような民族に甘い顔をしてはいけないのだ。

栄光の英霊たちが成しえた偉業を継がねばならない。
私たちがこの日本をどうにかせねばならない。
子どもたちを希望の持てる未来へ送り出してやらねばならない。
それが戦後生まれた私たちの責任なのだろう。

それと、終戦記念日と言っているが、
本当は戦争は終わっていないと思う。
ひとりひとりは争いは嫌いだと言っても、
全ての人類・人種の平和を祈るのは本当に難しいことだと思う。
けれどそれは強く祈念して行動しなければいけないことなのだろう。
ワタシが行っている小さな行動は、少し高くても日本製品を選んで買うことだ。
ヒィヒィ言ってるビンボー底辺生活だが、
愛国のため、売国企業に少しでも支援するのは止めている。










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