みんな優しいよ。・゚・(ノД`)・゚・


職場に喫煙室がある。
私には縁がないけど。
嫌煙についてとか、タバコが及ぼす周囲の環境のことは一旦置いといて、
喫煙室で繰り広げられている連帯感みたいなものがあるようだ。
見たことないけど、なんとなく感じられる。

昨日の事件、ヤングつけ麺社員によるお裁きで、
とりあえず棚上げされた。

私としては腑に落ちない点もあるけれど、
つけ麺クンはわが長男と歳的に変わらないだろう青年、
こんな青年が、夜勤の責任者として一生懸命事態を受け止めてくれたのだ。
彼のメンツに免じ、私は再々々度引き下がったのだ。


今日の夜勤、
珍しく定時で上がれることになった。
ロッカー室前に日報を入れる棚がある。
退勤時にそこへ日報を提出しなければならないが、
ロッカー室前のラインに例のおさおばがいるのだ。
私はなるべくなら避けて通りたい。
おさおばがまた、ロッカー室で待ち伏せしてないとも限らないし。
つけ麺クンも暫くはロッカー室使わないように、非常口から帰ってね。って言ってたし。
そうもいかずにロッカー室に行かねばならない時もあるので、
そんなときに限って、おさおばが張り込んでたりするのだ。
日報だしに行くの、嫌だなぁ。

そこで、昨日は欠勤でいなかったフィリピーナのサリー、
今日は残業を指示されていた。
そうだ、彼女に日報を一緒に出しといてもらおう♪

「ねぇ、サリーさん、私、定時なんだけど、
夜ロッカー室に行くのが怖くて・・・
非常口から帰るから、悪いけど日報を一緒に出しといてもらえない?」

幽霊的怖さをアピールしてお願いしたら、サリーさんは、

「昨日何カ、アッタンデスッテ?
煙草の部屋デつけ麺クン二聞キマシタヨ、
大変デシタネ・・・日報、イイデスヨ、
ナニガアッタノカワカラナイケド・・・」

と心配そうに言ってくれた。
しかもつけ麺クンから聞いたのだから、
私から話してもいいだろう、日報頼むことだし、と思って、
今までの経緯をかいつまんで話した。
するとサリーは、

「ソウダッタンデスカ、イヤデスネ、
私モアノ方ニハ頭ニキマシタ、」

と、サリーも受けた被害を私に話して聞かせた。
それから、喫煙室で話されたおさおば対策、
ロッカー室に行くときは、サリーと私でなるべく一緒に行くようにする。だそうだ。

いや、これね、
夜勤の昼休みの時、サリーは先にロッカー室に入っていたので、
私は安心してロッカー室に行ったのだ。

しかも、ひょっとして?と私も感じていたのだが、
休憩始まった時に、つけ麺クンがおさおばのラインの方に歩いていて、
私はその後ろを歩く形になったのだ。
サリーの話を聞いて、あれはやっぱりわざとやってくれていたのだろう、と腑に落ちた。

喫煙室では、おさおばは、以前からウザいばばぁ扱いだったそうだ。
サリーがおさおばのラインを手伝いに行ったときに、
いちいちおさおばがちょっかいを出してきて、
サリーは、

「ウルセェッンダヨ、コノババァ!」

とキレて、つけ麺クンに一部始終を訴え、
つけ麺がおさおばにイエローカードを出したことがあったらしい。
その時もおさおばは、訳の分からんことばかり言って、
ちっとも反省していなかったんだってさ。

なんだぁ~~。
じゃぁ、昨日の騒ぎのさなか、
喫煙室では、おさおば、またやったのか・・・的な空気が流れていたんだね。
そして、今日になってサリーを交え、
おさおば対策が練られ、結果、私はみなさんに助けられることになった。

この夜勤チーム、おさおばだけ浮いちゃってるってことになるなぁ。
サリーは私の話をよく理解してくれていた、
女係よりも数段理解していた。

「喧嘩ジャナイノネ、
ワカリマス、相手ハ年配、オバアチャンニ親切ニシナキャッテ思ウカラ、
ソウイウ態度?トリマスネ、ソレニ甘エテ勘違イシチャッタンデスネ。」

そうそう、まさにそれなんですよ、
サリーさん、賢いですね。

陰ながら私に気を使ってくれているつけ麺クンや、
他の喫煙室の仲間たち、
あからさまにやっちゃうとおさおばが孤立するから、
私はあえて何も言わずに、厚意に甘えさせてもらいます。
サリーにだけ、みんな優しいですね、ありがとう(*´д`*)と伝えました。

今夜は久しぶりに心が安らかに、
ゆっくり眠れそうですよん(。´-ω-`。).zZ

あ、もう朝だけどwww