頭がイイってなんなんだ?・誰が為に鐘は鳴る





月曜から日記を書くことがおきた。
って大したことじゃないけど。


②の現場で私は川近さんの
補佐的業務にあたってる。
川近さんの業務的に、
女性補佐が必要なのである。
別に女性じゃなくてもいいんだろうが、
重たいものを持つで無く、
重機を使うことも無い。
細々した作業は女性向きと言える。
それで私が入社する前も、
女性がやっていたそうだ。
その人が辞めて1年くらい、
川近さんはその分も自分でやっていたと。
大変だった、と言っていた。
そうなんだ。
って感じで、
私は今のそれが担当になって、
自分の体力的スキル的にもちょうどいい。
って感じでいると、
川近さんは新しい作業を教えてくる。
同じことばっかりやってると疲れるし、
飽きるでしょ?って言われ。
うん~一理あるが、
疲れはするが飽きはしない。
あ、今の作業はね。
作業の種類によっては飽きるかも。
でもそんな感じで仕事は楽しい(´-`*)


今日も新しいことをした。
単純な作業だ。
単純作業でも私には楽しさを覚える。
なんだろ、
単細胞だから?子供っぽいから?
最初はめんどくせーと思っても、
だんだん楽しくなってくる。
で、今日の新しいことは、
その中でも単純さで抜きんでていた。
楽しくはなって来なかった。
ただ、、、淡々とやっていた。
川近さんが来て、


「楽しい?」


って聞いて来た。


「普通です。」


と答えた。


川近さんが言ってた時間より、
4割くらいで終わった。
その報告に行くと、
後ろからまた箱を出してきた。
川近~!いつもそうだ。
こっちが時間配分、
ああこれで次のアレを休憩までにできるか、
とか軽く予定を立てても、


「あと3つね、」


とか追加してくるwww
言ってた時間はその後ろにあるやつの
作業時間も入っていたのかよ。


小さな部品である。
製造途中で石を入れて洗う工程がある。
そのあとのことを私がやる。
機械にかけて始めたものの
その箱の中に在った部品に、
洗う時に入れる石が挟まってるのがあった。
ちょっとやそっとじゃ取れないほど
固定されてしまっていた。
それを川近さんに言った。


すると川近は
石が挟まってる部分を
ちょっと出す感じに治具に固定して、
マイナスドライバーを石に当てて、
そこをコンコンと叩き始めた。
すると1cmほどのおにぎり型の石が、
コロッと取れた。


あかん。
その様子に何故だか知らんけど、
私は壺って笑いが止まらなくなった。
それを見た川近も釣られて笑い、


「なんだよ!これがおかしいの?
自分でやってwww」


と言ってドライバーと金槌を寄越した。
私も見真似てやってみようと


「どこを叩けばいいんですか?」


「おにぎりの一番弱いところ…」


どこだよwww


「真ん中辺かなぁ?」


おにぎり状の小さな石がコロッと取れる。
ムッチャムチャ可笑しい。
「コロッと出てくるwww」と言いながら、
もう阿呆のように笑った。
挟まってたのは全部で15個くらいだった。
それをするのが楽しくて、
ニッコニコしながらやっていた。
川近は石をひとつ取って、
マジックとって何かを書いている。
私はその様子を見て、
顔でも描いてるんか?って思ったが、
川近はそれを私に寄越して、


「お腹減ったら食べて!」


と言った。
アホかw
おにぎりのお腹の所に黒く色が塗られ、
まるで海苔が巻かれてるかのよう。





残業時間も残りあと1時間と言うところに来た。
その時私はまた違う作業をしていた。
ここんとこずっとやってる作業だ。
根詰めすると疲れるよ、
って言われる作業だ。
でもそれが秋までずっと続いている。
入ったばかりで良く分らない私は、
納期大丈夫なの?って思って、
作業ガチ勢になる。


川近さんも私の向かいの席に座って、
違う部品を磨いていた。
すると、


「ねえ、ちょっと話していい?」


と言ってきた。
最近ヤーツがそういうこと言う時、
冗談だったりが多くて、
またなんのバカっ話だい?
って思ったら、


「この前さぁ、
名前のことで冗談言ってたじゃん、
その話、経理のメイ子さんに話した?」


って言った。
は??なんでまた?
って思いつつ、
私は話した記憶が無い。
話したとしたら、
金曜の飲み会の送迎してもらいの
車中でのことじゃないだろうか。
覚えてないってことは、
私けっこう酔っぱらってた?
しかし飲み会は②の連中には内緒だし、
とか頭ン中グルグルグルグルして。


「ん~~~~~~
話した記憶はないんですが、
話したかもしれないです。」


って言った。そして、


「どうしてですか?」


と問うた。すると、


「メイ子さんから手紙貰ったんだよ、
蜜蜂さんに対して、
名前のことで嫌なこと言ったりして、
あなたはまた、
人に嫌なこと言って相手に嫌がられますよ、
それで辞めたら大変、
今度なんかあったらこっちも考えます、
みたいな。」


は?なにそれ。
こっちも考えるって?w
江戸川意味が解らん歩。


「手紙???それは公文書ですか?
それとも私的な?」


「私的なやつよ。」


え~!!www
訳ワカマツ錠w
①から戻った主任が預かって来たらしく、
さっき戻ってきた時渡された、とか。
聞くと手書きではなくて、
PCで打ち出したやつだそうだ。
ナントカだから会社で打ったんだろ?
って言ってたけど、
ナントカがよく聞こえず。
にしても、
仕事中にそんな文章、
打って印刷すな!って思うわ。


「なんでですか???
私、その話をした記憶はないですが、
もし、したとしても、
自虐的に、面白話として、
冗談話でしたつもりですけど。
川近さんに対して文句とかじゃなくて、
面白話です。」


「そう・・・?
でもまぁ俺もそう思ったんだよ、
だって一緒に仕事してても、
蜜蜂さんってそんな感じじゃないし、
言った時だって変な感じじゃなかったし。
確かにさぁ、
俺って口悪いんだけどさぁ、
冗談に取ってたんでしょ?」


「口悪いんですか?
そうは思いませんでしたけど、
本気で言ってるなんてことも、
思ってなかったし、
私は会社には10時間もいて、
一緒に仕事する人とは
嫌な気分でしたくないって思うタイプですけど。
メイ子さんって、、、
そんなタイプなんですか??」


「そうだよねぇ!
俺もそう、家にいる時より会社の方が
長くいるんだしさぁ。
楽しく仕事したいって思うタイプだよ、
メイ子さんは、、、
うん~前も同じようなコトもあった、、、」


みたいな。


「事務所もさぁ、
メイ子さんと入間さんは仲悪いらしくて、
食堂だって今は2人しかいないんでしょ?
エリカちゃんも前は食堂で食べてたのに、
いつのまにかいなくなったし、
どうやらあそこは
2対2で分れてるみたいじゃない?」


つーかお前さん詳しいなwww


(名前のことで←これは、
名は体を表すの逆をいく私の名前、
みたいな事柄だ。
つまり、
じゃあ例えば私の名がクレオパトラだとしよう。
作業をした日付やサインを書くのに、
いちいち自分の名の『6/3・クレオパトラ
って書くんだぜ?
それを見て川近が、
『名前書いてて恥ずかしくない?』
って言ったのよ。
私は子供の頃からそうだったし、
銀行や病院で呼ばれても恥ずかしかったわ!
って自虐的に言ったのよ。
そんなエピソードを
メイ子さんに気軽な自虐ジョークとして
場繋ぎに話しただけなんだが。)


また川近さんとメイ子さんとの
別のエピソードをいくつか聞いていると、
はは~ん??
メイ子さんは川近が好きか?
って思って、
そう言ってみた。


「うん、俺もそう思ったことある。
(あるんかいwwww)
だって、俺が一人で残業してたら、
差し入れです、って食べ物もってきたんだよ。」


食べ物ってなんだろう?
単なるお菓子?
手作り弁当?
まさか海苔巻いたおにぎり???w
それに寄っちゃー話も変わる。
だがそこは突っ込まなかった。


飲み会の帰りの車中だよなぁ、
たぶん。
マジで忘れた。
けれど、
その夜のうちに、
川近が女好きで、
確か、
メイ子さんが、


「あの人は女なら既婚だろうが
なんだろうがどんなでもいいんだから、
気をつけて。」


って言った言葉に剣を感じた。
へえ、
だが、なんで私が気をつける必要がある?
単に仕事しに会社に行ってる私、
川近さんには仕事を習ったりもする。
サポート的業務だし、
二人三脚でやらねばうまくいかんだろ?
そこにそんな男女のどーのみたいな
ややこしい話持ち出すか???
って憮然とした思いだった。
勿論そんな気分は表には出さない。
そこでワザと、
自虐的になって、
名前のことで川近さんはこんなことを言った、
川近さんは私なんぞ女性として見ていない、
私なんかOUTオブ眼中でしょうよ、
っていうニュアンス込めて
そういう話をしたんじゃなかったかな、
っていううっすらした記憶がよみがえった。
じゃなきゃそんな話持ち出さないわ。


川近さんがメイ子さんのことで
以前もあった、以前いた人にも、
その人ちょっと小奇麗だったんだけど、
とか話せば話すほど、
メイ子さんは誰かに嫉妬して
様々な行動をとっているような気がしてきた。
そこで、


「メイ子さんって、、、結婚は?」


「独身だよ、」


「いくつくらい、、、?」


「41か2くらいじゃなかったかなぁ、」


出た!它年だろ!
つーか川近、お前も🐍だったな!
它年っていうのはどうも、
男女のそういうことに敏感だったり
嫉妬深かったり妬み嫉み…
いや、一概には言えないけど、
うちの母もかくいう🐍、、、
まぁ優しい人も多いけど。


「あの人国大出てるんだよねぇ、
頭がすごくいいんだよ。」


って言った川近。


頭がイイ人の行動とは思えないw
っていうかさぁ、
誰のためにそんな手紙を川近に?
私の為?
いや私の為になんかなってない。
自分の嫉妬心を冷やすための行動じゃないの?
大凡頭がイイとは思えない。
国大出て、ん十年生きてきて、
何考えてんの?


もう飲み会行かないわ。
めんどくせー女どもの争いに
巻き込まれたくない。
だって私はあそこで、
死ぬまで働くんだから。


川近には、


「なんか冗談も言えませんね。
私もいろいろ考えます。
なんかすみませんでした。
これからもよろしく。」


と言っといたw


「私、女とかあまり、、、
めんどくさくて苦手なんです。
どっちかっていうと
同性からは男前って言われます。」


って言ったら、


「あ!!俺は女子力強い、
って言われるよw丁度いいかもねw」


とかいいつつ、
メルアド教えて。
とか言って来やがったwww
メールとか見ないので。
って言っといた。
お前、そういうのが
メイ子さんみたいな


頭 の イ イ 人 を


誤解させる元なんじゃないの?(´-`*)


知らんけど。