上司に相談して為になったためしがない

 
例のマイノリティなおさーんおばさん、
土曜だけど月曜の今日、
なぜか私が出勤してロッカーを開けた時にロッカー室に入ってきた。
鏡越しにおさーんおばさんだとわかったのだ、
おさーんおばさんの実像はロッカーで見えない、
けど、私は誰に言うともなく反射的にオハヨウゴザイマスと挨拶した。
返事は無し。よかった。私のことを無視することにしたのか?
 
キャップをかぶりながら鏡を見て髪がはみ出していないかチェックしていたその時、
おさーんおばさんが音もなく背後から接近し、オハヨウゴザイマスと言って、
コレ読んでクダサイ、と分厚い封筒をよこしてきた。
表書きに私の名前・・・
はぁ?手紙???一瞬で凍りついた。
 
なんなんですか?!こういうことやめてもらえませんか?
会社ですよ、友達じゃないんだから(これ何度め?)
 
どうして~~?だって話したくないんでしょう?
読んで下さいよ、
 
いやですよ、いいです、ほんとやめてそういうこと!
勘弁して下さいよ!!
 
どうして~、いいじゃない、読んでください
 
一辺倒、
そして私の道具入れのミッフィーの赤い袋に突っ込んでいった。
不気味だったらありゃしない。
 
キャップをかぶり終え、即効シフト作成係長の元へ、
事務所に入っていくと、居ない。
うちのラインのリーダー兼任係長(女)に聞くと、
おたふく風邪にかかり、今日は帰ったとのこと・・・
 
マジすか~~?!
 
そして、女係に一部始終を話す。
 
手紙、どうした?
 
受け取ってないですよ!てか、袋に突っ込んで行ったので、
あの人のロッカーの扉に挿しときました、
 
女係は手紙を取って、読んでみなよ、と言った、
私はいいです、気持ち悪いと言った。
 
私が読んでみるね。
手紙を書いてくるなんてちょっと尋常じゃないね、
課長にも話しておくから。
 
そういって事務所に戻って行った。
私は作業にかかった。
 
しばらくして女係が来た。
 
課長に話したけど、なんかあまり深刻にとらえてないみたい。
だから自分でも課長に相談した方がいいのかもよ。
手紙読んでみたら?別に大したこと書いてないから大丈夫だよ、
あなたが悩んでいる顔を見てるのはほっておけない、
あなたの笑顔を取り戻したい、
あなたの苦しみを和らげてあげたい、とか書いてあったよ、
ボラで行った被災地の人たちを癒してあげたい、とか。
一応、体震えるほど怖がってたからどうにかしてあげて、と(課長に)推しといたけど。
 
はぁ?悩んでるとしたら今の事態だけだよ、
それ以外は幸せに暮らしてますが?
 
そう言った。
 
被災地の人を癒すだなんだなんて軽口叩いてんじゃねぇっての、
やる人はそんなこと言う前に行動してるわ。
私は無言実行若しくは有言実行しか信用しない。
おさーんおばさんは有言不実行の女々しい女だ。
 
・・・そんな話をして女係は帰って行った。
 
断片的に手紙だけ見ても、今までの経緯を知らないから深刻にとらえないんだろうか。
私は最初の5分休憩のときに課長の元へ行った。
 
女係さんからお話しされてると思いますが、
おさーんおばさんのことで困っています。
できますればシフトを変更して頂くなりのお願いをしたいと思っています。
 
などと、今までの経緯をほんの1分でかいつまんで話した。
ボラのお土産渡されるのに車で待ち伏せされた話など、
そこで、
 
(車)停まっちゃったの?
 
なにそれ?
そこで私がブッチして、しかとして帰ってこなかったことが悪いとでもおっしゃる?
 
まず順番として、事実関係を確認しないと。
シフトを変更するっていうのは大変なことでね。
 
はぁ。そうですか。
(だいたい何の事実を確認しようってんだ?今までのこと?なんなん??)
だめとあらば、私の方でもいろいろ考えなければならないと思います。
(やっぱだめだ、上司なんて。会社なんてだめだ。
自分の保身だけだ。)
 
そう思って引き下がろうと後ろを見せたら、
 
今日は何かされた?
 
と呼びとめられた。
 
いえ、まだ手紙を渡されただけです。
 
ちょっと毎日なにがあったか、記録しといて。
又聞くから。あっちにもそれとな~く聞いてみるから。
あくまでもそれとな~く。ね。いきなりシフト変更するのも変に思うし。
 
てか、そもそもが変な話なんだから、別にいいじゃん!
 
納得いかず、まぁでも会社の上司なんてそんなもんだ。と思いながら、
休憩時間が終わったので作業を再開した。
 
・・・
 
夜中の昼休憩になった。
私はおさーんおばさんと離れるため、
自分の車で休憩しようとロッカー室に行って夜食を取りに行った。
するとおさーんおばさんがソッコー入ってきた。
入ってくるなり、私に近づき、
 
ねぇ、○○さん、手紙読んじゃった?読んじゃった?
 
はぁ!!!???
おめー読め、って言って押し付けて行った手紙、
読んじゃった?とはなんだよ??支離滅裂だろ??
 
読んじゃいねーけど、
あまりの支離滅裂さに読んでないと答える気もなく、
支度して出て行こうとすると、
 
ねぇ、○○さん、読んじゃったの~?
 
といいながら私の右腕に力いっぱいすがりついてきた。
 
キモッッ!!
 
その女々しさったら・・・
おさーんのかっこしてるくせに、
精神は女の腐ったの、
なにがしたいんだ?あんたは???
読んじゃった?じゃねぇよ、空気読め!!σ@( ゚∀ ゚)
 
さわらないでください。
 
と言って思いっきり手を振り払って、ダッシュで逃げた。
もう、これってストーカーじゃねぇの??
てか、病気か??
 
 
 
 
 
私、来月まで命あるのかしら。
夜道で襲われるんじゃないか?
そうなる前に、どこぞの機関でも調べてそこに相談しようか・・・