初夢

 
将来の夢がある、
小さな平屋のボロ屋に住みたいのだ。
空を臨む広々とした所にぽつんとした小さな家、
白樺と百日紅金木犀で囲まれた小さな庭があって、
二十日大根やプチトマト、茄子みたいな簡単にできる野菜を育て、
芳香を放つハーブや野草で埋もれた小道に飛び石を配する。
雑種のバカ犬1匹と野良猫3匹の面倒を見て、
庭に面した窓辺に石亀の水槽を置く。
 
 
 
子犬の横にはあなたがいてほしい、
ってなると小坂明子のあなたになっちゃうがヾ(≧∇≦*)ゝ
 
 
 
あなたはどーでもいいんだが、ほんとに小さな家に住みたいのだ。
持ち家ではなく借家がベスト、
 
 
 
あ、インテルのCMなんかより10年も以前から抱いていたよ、
私のほうが先(#゚Д゚)y-~~
 
 
 
それが私の将来の夢である。
キッチンがダイニングならば部屋は2こでかまわない、
ひとつは4畳半でOK、そこはアロマの部屋にする、
今住んでる部屋の片隅に眠ったままの施術ベッドを広げっぱなしにして、
疲れた人々にアロマトリートメントの施術をするのだ。
開け放った窓からハーブの香りと鳥のさえずりが聞こえてくる、
再びの癒しの空間を作りたいんだ・・・
 
 
 
 
2011年の初夢、
 
 
 
まさしく私は小さな借家を探していた。
希望しているのよりもずっと小さなモダンな借家を見つけた。
お!!?っと思い、その家の前を三輪車で走りながら通過する、
あんなところに借家あったし。と進んだ道は入り江に突き当たり、行き止まりになっていた。
 
 
三輪車でバックして借家の駐車場まで戻り、確認しに行く。
そこは、呪いの土地だった・・・
いろいろと説明がかかれた立て札があり、危険な土地であると知り諦めた。
 
 
悲しい気分の私をぴが慰めてくれ、
私は雑木林のような山野を歩いていた。
道端にはいろいろな植物と鳥、昆虫がいた。
 
 
そしてこの寒い季節に蝶の幼虫が作っちゃダメなところに蛹化してしまっていた。
体をしっかりと丈夫そうな糸で壁に吊ってしまっていた。
 
 
私はぴにそれを報告した、こんなとこ作っちゃ死んじゃうよね!?大丈夫?!と。
ぴは答えなかった。ところが蛹は、その糸を外して、
この過酷な季節でも歩きまわって食料を得ることができるらしいことを知った。
私は少しほっとした。蛹は死なずに済むんだ。と。
 
 
 
40も半ばの人間が見る夢じゃないなぁ・・・
三輪車のってる未熟な私・・・
小さな借家に対する希望も行き止まり、
そして夢が象徴するように、私自身まだまだ蛹状態なのかなぁ~
羽化することなく人生終わっちゃいそうだなこりゃヾ(≧∇≦*)ゝ